MODERN TIMES / Neat's

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アルバム買ったぞー。

 

ファーストアルバムはなんだか表現の衝動に技術が追いついてない感が少しあったけど。全体的にイメージしている音像を忠実に再現出来てる感があって良い感じ。

 

まだあまり聴きこめてないけど表題曲。ちょっとビックリした。

 

洋楽はリズムとかアレンジ重視。いかに尖った、新しい音像を作るかに進化してるイメージ、それに対して邦楽は転調の気持ちよさを追求する方向で進化してる感じがしてるんだけど(アニソンが特に顕著)。この曲はそういった転調の気持ちよさを追求した邦楽の進化系。それプラス純UKっぽさを合わせた感じで超絶気持ちいい。

 

特にイントロのギターのフレーズがいいなー。チョーキングとかグリッドとか所謂ギターっぽい奏法を極力廃しつつもギターのもつ魅力を存分に発揮したフレーズというか。(浮遊感というか色っぽさというか。あとこのフレーズ基本シンプルな単音で弾かれてるんだけど最後の方の和音が死ぬほどかっこいい。)これがピアノとかグロッケンとか他の楽器だったら全く別の印象があるんじゃないかな。なんかUKっぽい。具体的に誰っぽいかは忘れた。

 

でもおそらくNeat’sさんはその辺の曲をやっぱり同様に魅力的に感じて、この曲の胸キュン成分はなんだろう…って分析して。チョーキングとかグリッドを極力廃したギターとかそこに合わせるシンプルで手数の少ないドラムとかいろいろ分析してモダンタイムスで再構成させたのかな。参加ミュージシャンのアイデアの可能性もあるけど…。

 

直感で生きてるようで、すごく頭を使って分析する研究家のイメージ。

というか基本直感で生きているけど、そのあとその直感をきちんと分析できる人。

「なんで自分はこれをいいと思ったんだろう。」

「これを再現するにはどういった方法を取ればいいんだろう。」

っていうふうに理屈で考えることが出来る人。

それで、そのまま理詰めで考えて迷路に迷い込むんじゃなくて初期衝動の直感をきちんと頭の中に保存してキープ出来る人。

 

なかなか居ないなー。

 

点と点を繋げて創りあげるNeat’s オリジナルこれからも楽しみにしたいなー。

 

「一人シング・ア・ソング 探してる愛のうた」のあたりきゅんきゅんくる。